我が子の不登校の原因も対応も、よくわからずに煩悶としている・・・

そんなお悩みをお持ちの方も多いはず。

先日、「うちの子は部活のせいで不登校になった」
というお話しをある方から聞きました。
思い悩み、この結論に達したそうです。

お子さまは部活で無意味な存在として扱われたそうです。

もしそうなら、部活が原因となっている可能性はあります。

どういうことかというと、

部活で軽い扱われ方をされることによって、
「あなたの存在や意見、考え方は私たちにとって別にどうでもいい」
「軽視して良い存在だ」
という負のメッセージが伝わり、

見捨てられ不安という地雷を踏んでしまったことが考えられるのです。

こういう点に気づかれたことはとても素晴らしいことです。

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さらに、全体の流れを見て考えることができるようになるといいですね。

不登校は単純に一つだけの要素で成り立つことは少なく、
多くのケースで複数の要素が絡んでいます。

部活内の人間関係と上下関係、
部活自体の練習や活動、
その中で顧問や部員からどういう仕打ちを受けたのか、
丁寧に調べ、
そこに隠された負のメッセージを読み解きます。

はい、終わり。

ではありません。
さらにそのメッセージをもっと深く読み解くのです。

そこに真の原因が隠れています。

一つの事象だけを細かく見て

「これが原因だ」
「やっぱりここが」

などと考えを固めて、他を排除してしまうことなく、
全体を総合的に観つつ分析を進めていくことも大切です。

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不登校専門カウンセラー 新井てるかず