昔々あるところにオヤジと小学生の娘がいました。
娘はがんばり屋さんです。
ただ、人間関係の問題も抱えています。

夜、娘が言い出しました。

娘:「学校やだ!行きたくない」

オヤジ:「そうか。学校行かなくていいよ」

娘:「もう学校やめたい」

オヤジ:「そうか。やめていいよ」

娘:「明日から行かない」

オヤジ:「そうか、休め。何年ぐらい学校休みたい?」

娘:「・・・2年」

オヤジ:「わかった、2年か。6年ぐらい休んだら?」

娘:「うん、休む」

オヤジ:「○○(ある人名)のことか?」

以前からこの人のことは聞いていたので、オヤジは娘の言葉にも驚かず、少し聞いてみました。

娘:「うん。あいつさあ、こうでさあ、こうでこうで、あたしこうしたのにさあ、こんなこと言ってくるんだ、だからむっちゃ腹立つんだよ、あいつ大嫌い」

オヤジ:「そうか、お前はそうやってがんばったのに、そんなこと言われたのか。そしたら腹が立つし、イヤになるよな」

娘:「そうなんだよ、だから行かない」

オヤジ:「わかった。もう行かなくていい。ところで何年ぐらい休みたい(笑)?」

娘:「6年ぐらい」

オヤジ:「そうか、なら20年ぐらい休め」

20年後はもう学校へ行くトシではありません。
このオヤジ、見境ありません。

娘:「うん休む。引越ししよう」

オヤジ:「おう、引越ししよう。もうすぐだから待っててな」

そして娘は翌朝、普通に学校に行きましたとさ。
おしまい。

***

“さーて、家庭教育で女エジソンにでも育ててやるか、
そしたらそのノウハウを売って印税ガッポリ、
んで、ワシは有名になってベストファーザーに・・・
しめしめ”

ほくそ笑んでいたオヤジは、がっかりしました。

ちゃんと学校へ行ってオヤジを落胆させるなんて、なんてイケナイ娘でしょう。
親の気持ちをわからないなんて!
これはちゃんと教育し直さなければなりませんよね?

あなたならどう休ませますか?

ぜひあなたの言葉のかけ方、やり方をコメントにください。
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