こんにちは、不登校セラピーと子供自信協会の代表理事の新井てるかずです。
先日とても嬉しい声をいただきました。
中学生の男の子、YKさんがどん底から回復し、4月から再登校をすることになりました。
どのように、YKさんが、どん底から回復してきたのか？
YKさんのお父様は、もともと不安が強く、自分が嫌われているのではないかという思い込みが強い方でした。
世間の枠や常識に対する考え方も硬かったので、お父様は、きびしい考え方で子供たちを制限する育て方をしていました。
YKさんのお母様は、お父様とはタイプが真逆で、楽天的な方でした。
しかし、お母様は肝心なところで、子供に寄り添うことができていませんでした。
突き放してしまうようなことや、自分では解決できないことに対して、「私知らない。お父さんに聞いて。」といった逃げの対応をすることも多くありました。
YKさんのお姉様は、ユニークな生活が災いして、ご両親様と衝突し続けていました。
だから、YKさんは、とても繊細で、神経質な生活をしていました。
すでに、幼稚園の時から、行きたがらない日があり、習い事も先生が怖いなどの理由をつけて、やめてしまうなど、何をしても長続きしていませんでした。
小学校の高学年からYKさんは、いじめを受けはじめました。
このころから、YKさんは荒れはじめ、家の中は、毎晩、壮絶な状態になりました。
YKさんは、中学受験をして、無事合格したものの、入学式当日の朝、行きたくないと言い出したのです。
１学期はなんとか登校したものの、２学期の始業式の翌日から、不登校になってしまいました。
ご両親様もYKさんも、さまざま病院やカウンセリングに行きました。
しかし、何の効果もなければ、はっきりした原因もわからないまま、半年近くが過ぎていきました。
その間、YKさんは、家で無気力な状態で、ゲーム、スマホ、テレビ、マンガの日々でした。勉強は全く手につかない状態でした。
そこで、ご両親様は不登校セラピーに出会い、原因を特定し、根本的に解決するため、私のカウンセリングが始まりました。
カウンセリングのメインは、YKさんの学校に対する不安を特定し、根源を引き出すこと、ご両親様の言葉がけや接し方、考え方を変えていくことをコツコツと続けていきました。
そもそも、YKさんの学校に対する不安は、何だったのか？
YKさんは、人前で歌うことがイヤだと、合唱コンクールに不安があったんです。
「ちゃんと練習や努力をしない奴は、自分勝手でズルい。
そんなお前なんかいらないと、クラスの役立たずと思われる」
という「役立たず不安」を感じていました。
なぜ、YKさんは、「役立たず不安」を感じてしまったのか？
実は、YKさんは、自分勝手でズルいタイプではありません。
YKさんのお姉様が、自分勝手でズルいタイプだったからです。
YKさんのご両親様は、自分勝手な考え方、行動をするYKさんのお姉様の性格を直そうと、何度も怒っていました。
YKさんは、ご両親様とお姉様を側で見ていて、
「自分勝手で、ズルいのはダメなんだ。
親に嫌われ、親の役立たずになる。」
という「役立たず不安」を植え付けられたのです。
このように「役立たず不安」は、いろいろな形で、お子さんに植えつけられます。
複雑にからみあう状況の中で、不登校の真の原因「役立たず不安」を専門家が引き出し、ご両親様の言葉がけや接し方、考え方を変えていくことで不登校は根本から解決します。
1年経った現在、YKさんは、塾にほぼ毎日、安定に通い続けています。
何かストレスがあっても引きずらなくなり、気持ちを切り替えるのも早くなりました。人間関係についての考え方も前向きなものに変わり、キレることがなくなりました。
塾の先生からは、やる気と集中力が増してきているというお褒めの言葉も、もらっています。
今は4月の新学期の登校に向けて、不安を感じる点を洗い出し、その解決に取り組んでいます。
今すぐ、親御様ができる、不登校の改善に重要なものは何か？
たった一つだけあげるなら、それはホンモノ共感です。
ホンモノ共感が、ご両親様ともきちんとできれば、不登校は改善していきます。
しかし、多くの親御様は、自分はホンモノ共感ができていると思い込んでいます。
不登校が解決していないのなら、まずはお子さんの心に響く共感を身につけてみてください。
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魔法ことばベーシック講座のホンモノ共感のトレーニング
私が直接サポートさせていただく魔法のことばベーシック講座は、仙台、東京、名古屋、大阪、博多で開催を予定しています。
魔法ことばベーシック講座でも、ホンモノ共感のトレーニングをします。
ホンモノ共感とプラス言葉クイズ「会話の大事なポイント」
ある日、お子さんは、お母さんに代わって、台所、冷蔵庫などいろいろな片付けをしていました。
お子さんが片付けてから、しばらくして、お子さんが冷蔵庫の中を見るとまたぐちゃぐちゃになり始めて、お子さんが言いました。
「お母さん、冷蔵庫の中、またぐちゃぐちゃになってきたね。どう思う？」
これに対しての会話の例は、こちらでした。
「あーあ、そこ、どうしても、なかなかうまく片付けられないよね。
食べ物って、形が一定じゃないものが多いから。
なかなかうまくきれいに並べるの苦手なんだよね。
その点、あなたうまいね。ここどうすればいいかな？教えてくれない？」
ここで、ホンモノ共感とプラス言葉クイズです。
会話で、大事なポイントは何だと思いましたか？
実は、どういう考え方で子供と会話が大事なポイントです。
あなたが、考えたポイントをこの記事のコメント欄に残してください。
考えれば考えるほど、共感脳が育ち、不登校の解決が近づいていきます。
ホンモノ共感とプラス言葉クイズ「常識の壁」
次のホンモノ共感とプラス言葉クイズのテーマは、不登校の原因となる「常識の壁」です。
「常識という枠から、はみ出ることをする子供は、常識の枠を守る子供にとって、役立たずである。
だから周りから嫌われる（必要ない）と思われるという不安を子供に刷り込んでしまうからです。」
この「常識の壁」は、かなり分厚く、かなり高くなっています。
しかも、多くの親御様が、この「常識の壁」の存在にすら、気づいていません。
では、ここで、ホンモノ共感とプラス言葉クイズです。
・あなたは、なぜその常識を持っているのですか？
・あなたのその常識は、どこから、どう生まれたのですか？
・誰があなたに教えましたか？
・どのようにあなたは、身につけましたか？
頭も中で、ばくぜんと考えていても、答えは分かりません。
一番いいのは、手を動かして、言葉にすることです。
言葉にすればするほど、「常識の壁」が見つかり、破ることもできるようになります。
この記事のコメント欄に、あなたもコメントをすることで、不登校もどんどん解決できる、解決力が身につけていってください。
ブログにいただいたコメントに対して、次回4/4(水)に私から答えをお伝えします。
魔法ことば マスターコースの無料カウンセリング体験者を募集！（最大２名）
4月から開催する魔法ことば マスターコースの中で、カウンセリングを体験してくれる親御様を募集します。
カウンセリングは、新井の指導のもとに、1年以上、不登校セラピーを受けた受講者が行います。
家庭やお子さんに問題がありましたが、それらを学んだ成果を生かして解決してこられた実力がある方です。
ずっと私も同席していますし、カウンセリング体験料は無料ですので、安心して申し込みください。
不登校のお子さんの状況にもよりますが、６回の講座中で、大きな改善が得られます。不登校の解決も、状況によっては可能です。
申し込みは、マスターコースのすべての日程に参加できる方で、不登校のお子さんにお悩みの親御様が申し込み可能です。
お子さんのカウンセリング参加は任意となります。
魔法ことば マスターコース日程：各日10:00-17:00
4/10(火)、4/24(火)、5/8(火)、5/22(火)、6/5(火)、6/19(火)
マスターコースの無料カウンセリング体験をご希望の方は、4/1(日)までに、無料電話相談のページから申し込みください。
その際、お子さんの状態の欄に、マスターコースの無料カウンセリング希望と書いてください。
最大２名様まで、希望者多数の場合は、抽選となります。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。