こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
今日は「ゲームとスマホにイライラする」というスイッチについてお話しします。
夏休みが始まり、早2週間、お子様はどんな状況ですか?
おそらくほとんどのお子様は、一日中、勉強、宿題はせずにゲーム、スマホに夢中だと思います。
この様子を見ていると、多くの親御様は、イライラと不安のスイッチが入っていませんか?
「こんな状態にどうやって、共感しろというの?」
そして、こんな言葉をお子さんにかけたことはないでしょうか?
「普通なら、毎日時間を決めて、宿題をやって、計画を立てて、それから遊ぶものよ。」
声をかけたことはなくても、心の中でこのような言葉が湧き上がってきたことはありませんか?
この”普通”という考え方こそが、不登校の原因となるスイッチそのものです。
「この子が普通の枠から外れないように子育てしてきた。」
不登校のよくある原因の1つに、このようなものがあります。
お母さん自身が普通の枠からはみ出ることが怖いがために、「普通の枠から外れたらダメ」という軸で、子育てをしてしまうのです。
これが子供に見捨てられ不安を生むのです。
「普通の枠から外れたら、自分は見捨てられる・・・」
”普通”という考え方をする親御様たちは、ゲームやネット依存に対して、共感できません。
なぜなら、このような不安を持ってしまうからです。
「普通は朝起きて、学校へ行ったり、勉強したりして、ちゃんとした大学に行き、いい会社に入り、家庭を持つ。
しかし、ゲーム依存やネット依存の我が子は、どんどんそのルートから外れていく・・・。」
「なぜ、普通から外れたらダメなんですか?」
私が親御様にこのような質問をすると、まともに答えられた人は一人もいませんでした。
なぜなら、親御様は、なんとなく不安なだけなのです。
親御様の考えには、現実的なものに基づく根拠が全くありません。
これは他の種類のスイッチでも同じです。
「なぜ、〇〇じゃなきゃダメなんですか?」
スイッチの理由を質問しても、親御様には、理由に全く根拠がないのです。
「ただただ、ダメだから、不安だから・・・」
親御様は、理由にならない理由が不安の根拠なのです。
つまり、自分でも根拠のないワケのわからない不安に操られて、子供に対してイライラしてしまう・・・
このようになると共感などできるはずもなく、不登校が改善するわけもありません。
“普通”からはみ出るのが怖いという親御様は、「なぜ”普通”じゃないとダメなのか?」の理由をまず考えることをオススメします。
そうすれば、理由や根拠なんて、ないということに気づくはずです。
それでも不安だという方は、目線を子どものゲームやネットからご自身の両親に向けてください。
「”普通”でなければ、ダメ」というスイッチは、両親から刷り込まれたか?
もしくはご自身が育ってきた生育環境の中で、”普通”以外は嫌われるんだという認識を自分で刷り込んできたか?
必ずどちらかになります。
この手順で考え直し、「”普通”でなければ、ダメ」というムダで、役に立たない考え方をすぐに辞めることをオススメします。
それによって、スイッチがなくなり、お子さんが連動して改善していきます。
ホンモノ共感とプラス言葉クイズ
前回のクイズに対して、10名の方からご回答いただきました。
ありがとうございます。
みなさんの答えは、これでオッケーです。
おかさんとぽんこさんの回答が「お母さんも同じだった」と言っています。
この内容であれば、さほどの問題はありません。
もう少し感情が出てくるような会話になると、このような話し方をしていると、間違いなく共感ではなくなります。
なぜならば、自分の話を親御さんがしたがるからです。
そこで相手との共通項を見つけることで、理解や共感をしていると子供に示したくなるのです。
共通項を見つけて、私もこうだったというのは、それ自体がダメだということではありません。
ホンモノ共感ができていない親御様が、共通項を見つけようとすると、必ず、話の内容がずれて、親御様(自分自身)の話をしだしてしまうのです。
なので、話の内容には十分に、注意をしてください。
前回のホンモノ共感とプラス言葉は、以下の状況に対してでした。
あなたのお子さんが、夏休みの宿題をすべきときに、1ページもやらないうちから、疲れた、だるいといって、スマホをいじりだし、ゲームをやりだしました。
宿題を1ページもやらないうちに投げ出してしまうこの心理的理由がわかれば最高ですね。
勉強が手につかないのは、様々な心理的な要因があるので、一概に特定することは難しいですが、前回のブログの”順番が違う”は、大きな理由になります。
「最初から間違いない順番で、着実に解いていかねば。」
「そして、宿題が終わった後の時間の使い方も、間違いないようきちんと考えねば。」
などと考えていると、当然ものごとに取り組むのが難しくなります。
また今日、ご紹介した”普通”の考え方もその理由になりえます。
「普通なら、どうやって解くんだろう?
こういう順番で解いたり、こういう解き方をすると普通じゃないと思われるんじゃないか?」
このような不安を感じて、勉強に手がつかなくなってしまいます。
その”普通”の解き方の最適な答えを作るのに、疲れたと言っている可能性が高いです。
私が考えるこの場合のホンモノ共感は
1つは「何も言わない。」です。
何も言わず黙って、心の中で、「ああ、何か壁があるんだろうなあ」と共感するだけです。
もう1つは、少し聞いてみることです。
「どうした?」
「宿題やるのになんか気になったことある?」
などど、聞いてみます。
「何でやらないの?」と聞くと、おそらく責められていると感じるので、この言い方は避けましょう。
私の聞き方の質問でも、即正しい答えが子供の口からは出てこないと思います。
それでオッケーです。
様々な子供の問題に対して、理解や共感を示そうとする姿勢こそがホンモノ共感なのです。
「関西夏のスピリチュアル祭り」神戸イベントのご案内
普段のカウンセリングやセミナーではあまり取り上げない内容で講演を行います。
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『不登校から見えた。どんな異性を引き寄せるかは、”母親の刷り込み”で決まる!』
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また、8/21(火)に兵庫県立の淡路高校で、先生方向けのセミナーを開催します。
この内容はまたメルマガでご紹介したいと思っています。
ホンモノ共感とプラス言葉クイズ「プール」
一日中、家にこもっている子供に少しでも運動させたいと思い、プールに誘いました。しかし、子供は嫌がりました。
その嫌がる理由を考えてください。
たった1つの正解があるわけではなく、いろいろな正解があります。
ホンモノ共感とプラス言葉のクイズで、子供の気持ちを考えるクセを身につけていってください。
次回8/15(水)にブログにコメントいただいたものに、私のホンモノ共感の考え方をお伝えします。ぜひこの機会を活用してください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。