こんにちは、不登校セラピーと子供自信協会の代表理事の新井てるかずです。

 

「あなたは、不登校の解決のために、何が最も大事だと思いますか?」

 

実は、1,200件の不登校の相談実例でわかった最も大事なものは、ホンモノ共感です。

ホンモノ共感が、親御様の血となり、肉となり、骨の髄まで沁みた時、お子さんは不登校が解決し、学校にいきました。

 

共感の話をすると、多くの親御様は、「自分はできている。」「自分の親(祖父母)はできていた。」というふうに思い込んでいます。

だから私は親御様にいつも聞いています。

 

「どういうふうに、お子さんに共感しましたか?」

 

多くの場合、親御様から以下のような答えが返ってきます。

 

「私は子供をすごく深く愛しています。」

「子供のことを心配しています。」

 

実は、これは全く共感になっていないのにお気づきでしょうか?

完全にある勘違いが存在しています。

 

自分の親が共感できていると思い込んでいる親御様にも聞くと、同じある勘違いあることがわかります。

 

「自分の親は自分をすごく愛してくれました。」

 

このように多くの親御様が答えます。

 

ある勘違いにお気づきでしょうか?

私が聞いているのは、共感なのに、親御様は愛情にすり変えて答えているのです。

だから私は重ねて、聞いています。

 

「愛情ではなく、親御様の共感はどうでしたか?

あなたが辛い時、苦しい時、どのようにそばに寄り添って、気持ちを分かち合ってくれていましたか?」

 

このようにお聞きすると、まったく違う答えが返ってきます。

ほとんどの場合、似て、非なる、微妙に焦点がずれた答えです。

 

「親はこんな風に心配してくれた。」

「親はこんなことで泣いていた。」

「私の親はとても優しかった。」

「やりたいことをやらせてくれた」

 

多くの場合、これらを共感だと考えているのです。

実は、これらは共感とは、全く関係がありません。

 

もし、あなたがこれらの環境で、共感を十分に受けて育ったのであれば、あなたは我が子にもちゃんと共感ができて、我が子は学校に行っています。

しかし、現実は全く逆なのではありませんか?

あなたが親から共感されていなかったから、子供にも共感できていないのではないですか?

 

共感は、優しさや心配と対極にある!?

多くの場合、共感と優しさや心配、愛情の区別がつきにくいと思っているかもしれません。

 

優しさは、衝突を避けて、円く終わらせることを表しています。

子供の感情に寄り添い、時には、他の利害と衝突も辞さないという共感とは対極にあるのです。

 

心配も同様に共感とは対極にあります。

心配は、ほとんどの場合、自分の不安を相手に一方的に押し付けているだけなのです。

 

これらを勘違いなさっている親御様のお子さんは、今まで全く良くなっていません。

どんな方法、手段をとったとしても、絶対に良くならないと断言しても構いません。

これらの間違いに気づくことが、お子さんの改善の第一歩となります。

 

4月18日(水)にご案内する魔法のことばベーシック講座では、これらの間違いに気づいて、ホンモノ共感を身につけ、不登校を自然に解決していきます。

魔法ことばベーシック講座の説明会は、仙台、東京、名古屋、大阪、博多で開催を予定しています。

 

ホンモノ共感は、子供に成長や自立の力を与えます。

あなたも、子供にホンモノ共感ができない親から脱却して、役に立つ親になりませんか?

ホンモノ共感をあなたが身につければ、不登校は100%解決できます。

実際に2017年2月に終了した魔法ことばベーシック講座の1期生は、春休み明けの4月には、不登校は100%解決の見込みです。

2017年10月に終了した2期生も不登校は、80%解決しています。

 

ホンモノ共感とプラス言葉クイズ「会話の大事なポイント」

ある日、お子さんは、お母さんに代わって、台所、冷蔵庫などいろいろな片付けをしていました。

お子さんが片付けてから、しばらくして、お子さんが冷蔵庫の中を見るとまたぐちゃぐちゃになり始めて、お子さんが言いました。

「お母さん、冷蔵庫の中、またぐちゃぐちゃになってきたね。どう思う?」

 

これに対しての会話の例は、こちらでした。

「あーあ、そこ、どうしても、なかなかうまく片付けられないよね。

食べ物って、形が一定じゃないものが多いから。

なかなかうまくきれいに並べるの苦手なんだよね。

その点、あなたうまいね。ここどうすればいいかな?教えてくれない?」

 

 会話で、大事なポイントは何だと思いましたか?

 

これに対して、ヒロさんからご回答いただいています。

「あなたが言ってくれて助かった」「片付け方を教えてくれたら助かる!」・・・子供の役立たず不安を解消する言葉かけなのかな?と思いました。

「あなたは役立たずじゃないよ」「あなたのおかげで、お母さんとっても助かるよ」という気持ちを伝えることでしょうか。

でも、それだけでは、「役に立ったら嬉しい」→「役にたたなきゃダメなんだ。認められないんだ」という不安を余計に植え付けている気もします。

「役に立っても、立たなくても、あなたはそのまま存在していい」と伝えたいところですが、、どうすればいいのでしょう?

 

とても勘が鋭いですね。

役に立ったら、嬉しいと言ったら、余計な不安を植え付けるかもしれないと思っています。

こういった点に気づくのはとても素晴らしいことです。

 

私が考える大事なポイントをお伝えします。

それは、ここではどうでいい、意味のない役に立たない会話をすることなのです。

親御様たちの間違った会話や言葉には、一つの共通点があります。

それは必ず意味付けをしようとしていること、親御様たちは特にお子さんが不登校だと、なぜか言葉の一つ一つに重大な意味をもたせて、必死に何かを伝えようとしがちです。

その考え方はやめなければなりません。そういったものは、会話には不要です。

 

冷蔵庫の中がどうであるか?

これには本来何の意味もありません。どうでもいいことのはずです。

 

もちろん食べ物のことですし、衛生状態が悪くなるなど、子供がすでに片付けたことはあるかとおもいますが、それらにも大した意味はありません。

不登校の親御様は、こういった何もないどうでもいい会話を軽視しがちです。

 

私は魔法ことばベーシック講座でもよく教えています。

「無駄なことを大事にしてください。」

「意味のないことを大事にしてください。」

「どうでもいい時間を大事にしてください。」

「それらを子供と一緒に過ごしていくことを大事にしてください。」

 

こういったなんでもない、どうでもいい、一見無駄で、意味のない会話や時間を子供と過ごすことがどれほど大切だと思いますか?

皆さんもこの大切さに、これからどんどん気づいていってください。

 

ホンモノ共感とプラス言葉クイズ「常識の壁」

「常識の壁」クイズには回答がありませんでしたので、今回もみなさんに、考えてもらいたいと思います。

不登校の原因となる「常識の壁」です。

 

「常識という枠から、はみ出ることをする子供は、常識の枠を守る子供にとって、役立たずである。

だから周りから嫌われる(必要ない)と思われるという不安を子供に刷り込んでしまうからです。」

 

「常識の壁」は、かなり分厚く、かなり高くなっています。

多くの親御様が、この「常識の壁」の存在にすら、気づいていません。

 

ここで、ホンモノ共感とプラス言葉クイズです。

・あなたは、なぜその常識を持っているのですか?

・あなたのその常識は、どこから、どう生まれたのですか?

・誰があなたに教えましたか?

・どのようにあなたは、身につけましたか?

 

頭も中で、ばくぜんと考えていても、答えは分かりません。

一番いいのは、手を動かして、言葉にすることです。

言葉にすればするほど、「常識の壁」が見つかり、破ることもできるようになります。

この記事のコメント欄に、あなたもコメントをすることで、不登校もどんどん解決できる、解決力が身につけていってください。

ブログにいただいたコメントに対して、次回4/11(水)に私から答えをお伝えします。

 

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