こんにちは、不登校セラピーと子供自信協会の代表理事の新井てるかずです。
まずは皆さんに簡単にご報告です。
魔法ことばベーシック講座
子供の自己肯定感を高め、不登校を自然に解決する魔法ことばベーシック講座の短期集中コースが東京と大阪で開かれています。
先日、東京の方は開催を終えました。
参加者のお子さんの中には、すでに少しずつ再登校を始めた方、じっくりと腰を据えて取り組んでいる方、様々いらっしゃいました。
ある参加者からの感想です。
「自分の中の見捨てられ不安が息子にも、影響を与えていたことに今日初めて気付き、驚きました。
息子と心と心の会話を心がけていくと、きっと改善できると思いました。
そして毎回、毎回、講座で出される課題を少しずつ意識したら、子供の顔つきがとても良くなってきました。
毎日講座の課題を積み重ねていくことが大きな変化を生むと感じています。」
「学校へ行く行かないより、子供の将来を長い目で、見ていくことが大切だと気づきました。
子供を正しい方向に導かなければならないという考えが自分の中にあり、それは間違っていて、導くことはできないと教わったことで、とても自分の考え方が変わりました。」
「ライトコースの時に自分の親の愛情を思い出したら、自分の自己肯定感を少し取り戻せました。
その中で、自分自身が幸せでいることが子供にすごく影響があるのだと感じました。」
「愛着と共感の大切さについて、学ぶことができました。
また具体的なテクニックについて、詳細に説明があったのがとても良かったです。」
「この講座には、子供が直接カウンセリングを受けなくても、親が変われば改善すると聞いて、参加する決意をしました。
それまでは不登校という具体的な問題がありましたが、子供の根底にあるしこりのようなものの原因は、何なんだろうということについては、さまざまな本を読んでも、わからなかったので、ずっと悩み続け、なんとか解決したいと思っていました。
そこで実際にベーシック講座の短期集中コースを受けて、まさしく目からウロコでした。
流れるような原因がわかったような気がします。原因に従って、対策していこうと思います。」
次回の魔法のことばベーシック講座は、来年5月に説明会の開催を予定しています。
初心者向け「お子さんが再登校できる!ホンモノ共感とプラス言葉」ブログ講座
自分たちで、できるテクニックを教えて欲しい、学びたいという方のために、今回からスペシャルな、初心者向け「お子さんが再登校できる!ホンモノ共感とプラス言葉」ブログ講座を行います。
ホンモノ共感
まず、ホンモノ共感の事例として、ユーチューブに公開している、男子高校生の岡宏さんの不登校カウンセリングの動画についてお伝えいたします。
岡宏さんとのカウンセリングの経緯は、12/6のブログ記事にあります。
カウンセリングの続きとして、12/12に行った岡宏さんとのカウンセリング動画を新しく公開しました。
岡宏さんは、12月の頭に再登校をしました。
そして12月中に「学校に復帰したい」との意向を岡宏さんは述べています。
実際、行けるのかどうか、それはもちろんその日になって初めてわかることです。
ただお母様からは次のようにご報告をいただいていました。
「息子は怒こることはあっても、怒りが静まるのがかなり早くなりました。
そして、今まで常に人に目が向いていたのが、自分を変えようという風に変わってきています。
カウンセリングを通じて、自分の考えをきちんと話すことができて、少しずつ心の中が整理されてきたのだと思います。
親としても初めて、息子の口から聞いたことが数多くありました。
そして、そのことで、息子の考えや気持ちを初めてちゃんと聞くことができました。」
岡宏さんのカウンセリングでは、新井はただ話を聞いて、ポイントであろう点に切り込み、さらに深く原因を聞いていきました。
見捨てられ不安とのつながりを解明するために、ただひたすら原因を丁寧に質問していきました。
新井がやったことはそれだけです。
学校や勉強、人間関係の考え方などを変えようとしたり、アドバイスなどは一切していません。
ただ見捨てられ不安につながる原因を引き出して、深くまで整理しました。
岡宏さんとの深い心の対話を通じて、どんどん出てきた深い苦しみを理解し、共感しただけです。 このホンモノ共感が不登校の解決には必要なプロセスです。
12/12の岡宏さんとのカウンセリング動画で、ホンモノ共感とはどのようなものなのか、ご参考ください。
プラス言葉
プラス言葉については、今回から、プラス言葉の実例やクイズをお出しします。
クイズには、皆さん、どんどん答えて、この不登校セラピーの記事のコメント欄に投稿してください。
ホンモノのプラス言葉を勉強会の形式でブログとメルマガで行っていきます。
普段、気づかないうちに、不登校の原因、お子さんの見捨てられ不安を生んでしまうマイナス言葉を使ってしまっていることにどのくらい気づいていますか?
このマイナス言葉は、対人不安や対人恐怖、無気力や昼夜逆転、ゲーム依存など、お子さんに様々な悪影響があります。
気づかないうちに使っているマイナス言葉をプラス言葉に変えるだけで、お子さんの不登校改善にはすばらしい効果があります。
プラス言葉を使えば、使うほど、お子さんの自己肯定感が高まり、再登校が近づいていきます。
では早速、新井が一つ実例をお示しします。
魔法ことばベーシック講座で、参加者から実際に質問を受けたものです。
「受験するなら勉強しないとね。」
これはマイナス言葉の一例です。
行っていることは正しいのですが、即行動することを要求されているような感じがする言葉です。
「あなた受験したいって、あなたが思っているのでしょう。あなたやりなさいよ。」
このような意味がお子さんに伝わっています。
もしそんな風に言われたら、どうでしょうか? 少しやる気が落ちますよね。
そして「しない」が否定形にもなっています。
これをプラス言葉に変えると、どのような言葉になりますか?
例えば
「受験考えているんだよね。お母さん、それは嬉しいな。
あなたが受験したいと思っている学校って、どんなところか教えてもらってもいい?
あなたの勉強のやる気が復活した時に、どんな勉強をすればいいか、お母さん一緒に考えてあげたいと思っているのよ。」
少しだけ長くなりましたが、いかがでしょうか。
否定形をなくして、お子さんの心理状態に共感しながら、親の考えを優しく伝えるということを念頭に置いてみました。
もし使っているマイナス言葉に気づいたら、このように変えてみてください。
では、これを参考にして、次のマイナス言葉をプラス言葉に変えると、どんな言葉になりますか?
1 「週に1度掃除する予定じゃなかったの?」
2 家でほぼ引きこもっている子に「ちょっと運動したら?」
3 「学校行かないでゲームばっかりやっていたら、ダメ人間になるよ」
この3つにチャレンジしてみて、皆さんが考えたプラス言葉をこの記事のコメント欄にご記入ください
記入欄には名前とメールアドレスの記入欄がありますが、ご記入しなくても大丈夫です。
ご記入いただいてもメールアドレスは公開されません。
皆さんがプラス言葉をどんどん考えて、マイナス言葉を減らせば減らすほど、ホンモノのプラス言葉の力が高まります。
メールアドレスをご記入いただいた方には、自分の言葉がけをチェックして、すべてプラス言葉に直す相談を新井にできる権利もプレゼントします。
みなさんのプラス言葉のブログへの投稿を楽しみにしています。
また新井が考えるプラスの言葉は、次回12/27(水)のブログでお伝えしますので、楽しみにお待ち下さい。
みなさんの子育ての悩みにお役に立てるような情報をお届けしますので、お楽しみください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。