こんにちは、不登校セラピーと子供自信協会の代表理事の新井てるかずです。
「優しさや心配とは、まったく違うことについて、まだまだよくわからない。」
前回ホンモノ共感の話をさせていただいたところ、こんなお声も頂戴しました。
これをお読みの方も、優しさと心配と共感はどう違うの?と疑問に思っているかもしれません。
優しさや心配と、ホンモノ共感は根本的に違うのは、優しさや心配は自分が主体で、ホンモノ共感は相手が主体であることです。
ホンモノ共感は、相手に寄り添う、相手の気持ちに合わせます。この点が根本的に違うところです。
あくまで相手の気持ちや考えが優先であって、そこの原理原則からずれると、子供にさまざまな問題が現れます。
その一つが、偏食や食事の極度の選り好みです。
不登校のお子さんのお母さんたちで、子供の食事のことで悩んでいる方はどうやらかなりいることがわかりました。
あなたも、お子さんの食事にお悩みではありませんか?
・作ったものを食べてくれない
・選り好みがものすごく激しい
・買ってこいと言われた食べ物をすぐに出さないと猛烈に怒り出す
・とにかく味にうるさい、厳しい
・丹精込めて作った食事を豚の餌だゴミだと罵る
食事のことをお聞きするたびに、私も心が痛みますし、お母さんたちは心が折れそうになっています。
もしかすると、以前はそんなに選り好みがしなかったのに、あまりにも変わったために、どうすればいいんだろう?とお悩みかもしれません。
そこで今回は、解決のヒントになるかもしれないお話をお伝えしようと思います。
簡単に結論から言うと、食事に対して、ガラッと変わってしまった原因は、期待と現実が違うということにあります。
期待と現実は違うとは、どういうことか?
実は、食事のこと以外で、親御様がつくってきた現実が、子供の期待を大きく下回っていたことが積み重なっているということなのです。
例えば、3者面談の時、お母さんは先生に自分の気持ちを代弁してくれると思っていたけれど、代弁どころか、自分に対して不満げな言葉を自分に伝えていた。
例えば、勉強に関して、親から気をつけろと言われたところを徹底的に気をつけたけれど、褒めてくれるどころか、別のできていないところを指摘され、怒られた。
例えば、勉強をがんばって、満点を多く取った他の子はご褒美をもらっていたので、自分ももらえるかと期待していたけど、まったくもらえなかった。
例えば、親を気づかって、いたわりの言葉をかけたので、優しい反応を期待していたけど、親からそんなことはする必要はないやめろと言われた。
こういったことを、実際に不登校のお子さんからカウンセリングで聞きました。
これら全て、お子さんの期待と現実が違っています。
こういった体験や経験を積み重なると、お子さんは自分の期待を大きく下回る現実を受け入れることに極度に敏感になります。
自分の期待どおりか、それを上回るものでなければならないのです。
お子さんは、この期待を食事にも、求めるようになります。
期待どおりか、上回るものを食事に求めるとどうなるのか?
・味が予測できないもの、初めて出される料理や創作料理は一切ダメ
・味が自分にとって、刺激的であったり、調和がとれていない味であるものは全てダメ
・量的にきちんと考えられていないものもダメ
・手抜きされていると感じるようなものもダメ
などのように、なっていきます。
つまり親がつくってきた現実があまりにも貧しく、期待を下回るものであったために、お子さんは食事でも期待を下回ることを受け入れることを嫌がっているのです。
魔法ことばベーシック講座の参加者のお母さんたちにたずねると、ほとんどの人が異口同音にうなづいていました。
「うちの子も同じだ。」
「旦那も同じだ。」
お子さんの食事を解決できるのは?
お母さん、あなたしか、お子さんの食事を解決できる人はいません。
この解決は原理原則を言うと、親がつくる現実が、お子さんの期待と一致しているか、上回ることになります。
個々のケースで、具体的にどのようにお子さんの期待を上回る現実でつくっていくのかを、次の魔法ことばベーシック講座の第4期で伝えていき、解決していきます。
魔法ことばベーシック講座の第4期の説明会は、仙台、東京、名古屋、大阪、博多で開催を予定しています。
来週4/18(水)のメルマガでご案内していきます。
期待と現実を一致させるような親の対応は何だと思いますか?
実は、期待と現実を一致させる親の対応は、すでにこのメルマガでもなんどもお伝えしています。
それは、ホンモノ共感なのです。
子供の期待に、親が寄り添い合わせてあげること、これができれば不登校は100%解決できます。
魔法ことばベーシック講座の第1期の参加者は、この4月には100%不登校が解決の見込みです。
ホンモノ共感とプラス言葉クイズ
前回まで数回にわたってお出しした常識の壁に対してのクイズに5名の方から、ご回答をいただきました。ありがとうございました。
みなさんの回答は短いながら、ほぼ正解でした。
全員の回答の中に親という文字が出てきていました。
なぜ、常識を持っているのか?
その常識を守らないと、人からあなたいらないと言われてしまうからです。
そのようなことを言われてしまう人間は親にとって役立たずだからです。
その常識はどこからどう生まれたの?
・親が直接教え込んだ
・親の生き方、背中、言動から自然と伝わった
・親は常識を持っていないが、子供が親の役に立つためにその常識を自然と持つようになった
このいずれか、もしくは複数あてはまります。
誰があなたに教えたのか?
土台となるのは親が教えたことです。
引き金となっているのが社会に出てからのまわりの人たち、特に自分を叱った人たちが教えたことです。
どのように常識を身につけたか?
多くの人たちは、不安から逃れるように、人の目を気にして、集団の中で身につけていっています。
さて、皆さんのコメントの中に不登校の原因がちゃんと含まれていたことにお気づきでしょうか?
5名の回答の中、3名の回答に見捨てられ不安が含まれていました。
「助けてもらえない」
「はじかれる」
「嫌われる」
「迷惑になる」
この不安は、見捨てられ不安で、不登校の子どもが感じている不安と全く同じです。
この点には、十分な注意が必要です。
皆さんが感じている限り、お子さんも見捨てられ不安から逃れることはできないからです。
つまり、あなた自身が常識の壁を破らなければならないのです。
親が常識の壁を破って、子供の不登校を解決すること、常識の壁の破り方についても、魔法ことばベーシック講座の第4期で身につけていきます。
常識のホンモノ共感とプラス言葉クイズ
優しさや心配と、ホンモノ共感は根本的に違いました。
優しさや心配は自分が主体で、ホンモノ共感は相手が主体であること、つまりホンモノ共感は、相手に寄り添う、相手の気持ちに合わせます。
では、あなたの子育てに影響を与えていた常識は何でしたか?
どういう常識を持っていて、子供にどういう影響を持っているのかを考えることは極めて重要です。
それを考慮のうえ、あなたが持っている常識をこのブログにご回答ください。
次回、4/18(水)のブログにて、コメントいただいた常識に私がお答えします。
誰も知らなかった『失敗する子育て』と『成功する子育て』の違いとは?
4/18(水)に大阪でセミナーを行います。
昨年魔法ことばベーシック講座を大阪で開催した際、受講されたあるお母さんが内容に感動されました。
「これはすべての子育て世代の人々が知るべき内容だ。」
と言ってくださり、大阪でのセミナーを企画してくれました。
セミナーは、不登校のみならず、子育てや教育に関心がある方々に、必ずお役にたつ内容であることをお約束します。
また私と同時に乾博樹さんという人材育成のプロフェッショナルの方の素質論の講演も予定されています。
私も素質論を受けたことがあり、その内容があまりにも自分に当てはまっているので、驚いた記憶があります。
これも必ず皆さんのお役にたつ内容です。
詳細はこちら
https://www.facebook.com/events/194641531312333/
【 開催日時】2018年4月18日(水)13:30~16:30(開場13:00)
【 参加費 】3,000円 ※ お子様連れ大歓迎!
【 会場 】大阪市立城東区民センター
https://www.osakacommunity.jp/joto/access.html
住所/大阪市城東区中央3-5-45
(大阪市営地下鉄 長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目駅」1番・7番出口 徒歩約5分. 京阪電鉄 野江駅 徒歩約8分)
【 申込方法 】[電話]・[メール]にて、以下の情報とともにお申し込みください
①氏名②電話番号③参加人数
④参加される親御さん、お子様の生年月日(夜11時以降に生まれた方は、その旨もお知らせください)
⑤一時お預かりスペース利用希望の有無
[電話]090-2708-7880(担当:アライヨシエ)
魔法ことばベーシック講座のマスターコース
4/10(火)に魔法ことばベーシック講座のマスターコースを開始しました。
お子さんの自己肯定感、学校の先生のパワハラに苦しんだお子さんの自己肯定感を講座で習ったことで見事に回復なさったある親御様に役立たず不安を直接解決する技術をお伝えし、2組の不登校のカウンセリングを行っていきます。
役立たず不安の細かい解決方法は、2年前に初期の原型をセミナーで発表して以来、人にきちんとお伝えするのが初めてです。
今後メルマガでも状況をお伝えしていきますので、お楽しみください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。