こんにちは、不登校セラピーと子供自信協会の代表理事の新井てるかずです。

 

【不登校の原因】見捨てられ不安を生む親御様の考え方「早くしなさい」

前回、見捨てられ不安が生まれる親御様の考え方として、子供のあり方、子供の成長に対する考え方をお伝えしました。いかがでしたか?

今回は時間に関する歪んだ考え方、「早くしなさい」をお伝えしていきます。

「早くしなさい」

これは、ほぼすべての親御様が子供に使ったことがある言葉ではありませんか?

 

「早くしなさい」は、毎日、子供に使うと、これだけで子供を引きこもりにできるほど、強い影響力があります。

多くのお子さんは、親の思うとおりには、動きません。

しかし、時間感覚が自分と我が子で違うと、なんとかして、それを直したくなるのも事実です。

 

例えば、

「早く、起きなさい。」

「早く、着替えなさい。」

「早く、ご飯食べなさい。」

「早く、学校行く準備しなさい。」

「早く、学校へ行きなさい。」

「早く、帰って来なさい。」

「早く、宿題しなさい。」

「早く、明日の準備をしなさい。」

「早く、お風呂に入りなさい。」

「早く、寝なさい。」

 

日常生活のあらゆるシーンで、「早く、早く」と言ってしまいませんか?

また、日常ではない、外出時に買い物に行ったときでも、

 

「早く、来なさい。」

「早く、歩きなさい。」

「早く、何を買うのか決めなさい。」

などなど、言ってしまうことがあると思います。

 

これらの言葉をしつこく親からかけられて、引きこもりになった子や不安障害を発症した子をたくさん知っています。

 

「早くしなさい」という言葉は、なぜ良くないのか?

その理由は、本当に多くあります。

 

子供にとって、親が自分の時間感覚に合わせてくれないことは、「ぐずぐずしている人間が嫌われる」という不安、見捨てられ不安を植え付けます。

また、もっとも不登校の根源となるのは、親御様が「遅いと集団についていけないか、集団に迷惑をかける。だからその集団において、不要な入らない存在になる。」つまり、見捨てられる不安を強く持っていることです。

親御様の見捨てられ不安が、言葉や態度によって、そっくりそのまま子供に伝わって、子供が不登校になるのです。

 

その解決は、親御様が見捨てられ不安を捨て去ることです。

子供を早く動かすことではもちろんありません。

 

では、どのように見捨てられ不安を捨てればいいのか?

「そんなこと言ったって、不安になるんです。思わず言いたくなるんです。」という方が大半かもしれません。

 

その問題をちゃんと丁寧に解決して、解きほぐしていくために、次の3つの方法を提供しています。

1) 自宅ケア教材

2) 子供自信協会主催の魔法ことばベーシック講座

3) 不登校セラピーの個別カウンセリング

それぞれの概要をメルマガでも毎回お伝えしていきますので、次回も楽しみにしていてください。

 

前回のホンモノ共感とプラス言葉の勉強会のクイズ

前回のプラス言葉のクイズの回答をお伝えします。

このクイズについて、お二人の方から回答をいただきました。

 

1)「早くしなさい」のプラス言葉は?

「準備できたら教えてね」、

「〇時になったら行くからね~。」

「〇時になったら、お風呂入ってね~。」

 

2)「約束したじゃん、何でやらないの?」のプラス言葉は?

「やろうと思うまでがなかなか難しいよね」

「どうしたの?何か楽しいことでもあって夢中になって忘れちゃったのかな?」

 

どちらもお世辞なしに本当に良いプラス言葉だと思います。

私が考える回答もお伝えします。

 

1)「早くしなさい」

「そろそろ時間だね。どう○○できそう?」

「大丈夫だよ。遅れたって死にはしないから」

「大丈夫だよ。あせらずいこう」

 

ポイントは、相手に指示・指図しないこと、親の都合に合わさせないことです。

子供が動かないなら、その状態に対する共感を示すことを心がけています。

多くの親御様は子供が遅いとイライラしだし、つい強い口調で、動かそうとすると思います。こういった部分は完全に無くしていきましょう。

 

2)「約束したじゃん、何でやらないの?」

「前、君が話していた○○について、うまくいってないようだね。そのことについて、お父さんに教えてくれる?」

「○○ができていないようだけど、お父さん怒ったりしないから、これについて話そうよ。約束した時、君はどういう風にやればいいと思っていた?」

「どうした?やっぱ難しい?それともめんどくさい?」

それともちゃんとやらなきゃ(完璧主義)と思っちゃっている?何かあるなら、お父さんに教えてくれる?」

 

ポイントは、約束を破ったことを責めないことです。そもそも約束は、親の期待に応えるためという理由の方が圧倒的に大きいはずです。

できない約束を子供にさせる、そのやり方、考え方を見直さねばなりません。

そして、できなかった理由、事情に対して、心を寄せることです。

また約束ということの意味を親と子がかけ違えていることも多いので、お子さんの考えや意識を聞いてみてようにしてみてください。

 

いかがだったでしょうか?

子供が全てに対して、すんなりと答えてくれるとは、もちろん限りません。

しかし、あなた自身が子供だった時、親にこういう言葉をかけてもらえていたら、「わかってくれている」「共感してくれている」という期待が持てたのではないでしょうか?

こういったプラス言葉の作り方は、子供自信協会の魔法ことばベーシック講座で、しっかり身につけることもできます。

 

今回のホンモノ共感とプラス言葉クイズ

お子さんの以下の2つのマイナス言葉に対して、どのように共感して、どのようなプラス言葉で接するのか、考えてみてください。

 

1)「勉強めんどくさい」

2)「あの先生むかつく」

 

どんどんお子さんの言葉の裏にある気持ちを考えて、共感をしてみてください。やればやるほど共感力が向上し、お子さんの不登校が解決していきます。

前回と同じく、あなたが考えた答えをこのブログのコメントに残してください。メールアドレスや実名は残してくれなくて結構です。

ブログにコメントいただいた状況に対して、最適なプラス言葉を次回1/24(水)のメルマガでお伝えします。

 

また前回、プラス言葉をブログに回答いただいたお二人には、質問権を差し上げます。こういう言葉に対してのプラス言葉を教えて欲しいなど、質問をブログにお寄せください。こちらも次回1/24(水)のメルマガで回答いたします。

 

引きこもりの問題

非共感やマイナス言葉をかけ続けると、お子さんは引きこもり、不登校になります。(原因はそれだけではありませんが・・・)

不登校に対しては、高校までは文科省が正確な統計データを持っていますが、引きこもりについては、実は実態が今までわかっていませんでした。

これからの少子高齢化、人口減少時代において、引きこもりの問題は、かなり日本の大きな課題として浮かび上がってきています。

 

今年の初めに内閣府が40-59歳の中高年層の引きこもりの実態調査を行うことを決めました。この年代の人で、社会にも出ず、結婚もせず、働きもせず、引きこもっている人が、どのくらいの人数になっているのか、わかっていなかったのです。おそらく私の勘では、最低50−100万人いるのではないかと思います。私の家の近くにも、2件そういう家庭があることを私は知っています。

 

引きこもりは、不登校や見捨てられ不安と深い関係があります。

引きこもりの方は、子供時代や青年期に何かの兆候を示しています。

対人緊張、強い完璧主義、情緒不安定、怒りや感情がコントロールしにくいなどの兆候です。こういった問題が現れた時点で、見捨てられ不安を根本的に解決しておかねば、かなり救うことが難しくなります。

もしあなたのお子さんに何かの兆候が表れているなら、社会と関わりを持てるうちに、他人と会えるうちに、根本解決をしてください。解決に取り組むのが早いほど、解決が早くなります。

解決の第一歩として、オススメなのは、「耳から覚えるホンモノ共感」の音声教材です。

 

「耳から覚えるホンモノ共感」の音声教材

昨年末に、みなさんにお届けした「耳から覚えるホンモノ共感」はもうお聞きになりましたか?

不登校を解決するために最も大事なことが、親が子に対してのホンモノ共感を身につけることです。

 

私のホンモノ共感では、言葉じりだけではなく、心や気持ちを重視します。

親の声にどれだけ気持ちが乗っているか?

共感してあげようという気持ちが声に現れているか?

それによって、子供への伝わり方が全く変わってきます。

 

あなたなら、真心を込めた声と棒読みの面倒くさそうな声と、どちらに耳を傾けたくなりますか?

もちろん真心のこもった声ですよね。

ざっくり言うと不登校の半数以上の親御様の声からは気持ちが感じられません。

ここをまず第一歩として改善すれば、不登校解決の道が大きく開かれます。

 

子供は自分のために、親が変わるのを、親が動いてくれるのを待っています。

私が作った音声教材を聞いて、どんどん真似て、お子様に共感してあげてください。

 

「耳から覚えるホンモノ共感」初級編

 ・不登校に改善効果のある10の言葉がけと接し方の音声教材

・共感の仕方、声の使い方や気持ちの込め方を一つ一つ丁寧に解説

・1日3分、聞いてそのままマネするだけで、不登校の改善効果が抜群にアップ

 

音声教材の価格は今回特別に1500円に設定しました。

「耳から覚えるホンモノ共感」初級編の申し込みはこちらです。

↓↓↓

https://goo.gl/wb39sE

 

申し込みフォームに入力できないと何名からいただいています。

お困りの点があれば、以下のとおりにメールで送ってください。年中無休でメールは確認しています。

 

<メールでの申し込み方法>

宛先

schooltherapy@gmail.com

 

件名

「耳から覚えるホンモノ共感」初級購入希望と

 

本文

1名前

2返信メールアドレス

3予備メールアドレス

 

本教材は初級です。引き続き中級、つまり不登校の解決を強力に進める教材を準備中です。

準備ができたら、みなさんにお教えしますので、楽しみに待っていてください。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

再登校率88%、国内最初の不登校専門カウンセラー

不登校セラピー代表 新井てるかず